シン・ゴジラ






平日はデザインの仕事、平日深夜〜明け方と土日はアートの仕事が忙しすぎてプライベートが皆無な状況だけど、12年待ち続けたゴジラだけは観ると決めていた。

着ぐるみとCGのハイブリットによる特撮ではない点と、フルCGによるクオリティーの是非は横に置くとして、伊福部音楽の使い方や、過去28作の文脈を踏まえた脚本・画作りがゴジラファンを奮わせる。今、ゴジラを作ることがいかに難しいか。そこに真っ向から挑んだ作品。初代や平成シリーズにどっぷり浸かり、その後のミレニアムシリーズに絶望し、ガメラ3以来の本格的な怪獣映画を待望し続けたファンにとって、本作の位置付けは難しいが、本家実写ゴジラ復活の意義は非常に大きい。

しばらく休止していた怪獣彫刻の制作を再開したくなってきた。すでに完成した頭部だけで高さ3m、重量100kgもあるので、全身化するための構造計算の再考が必要。




「超世壊怪獣1<頭部>:Alien Vision 10」
2014 FRP、Paint × Sculpt、日本色タブロー、ガンコラ、Oil sculpture 他 318×224×224cm
© ISHIYAMA Hiromichi Photo:Matsubara Yutaka



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